化粧品のインポートに関して

韓国の化粧品やアメリカの化粧品などが近年人気です。海外旅行などにいって化粧品を買ってくる人は多いのではないでしょうか。また日本でも海外の化粧品を購入できる機会が増えています。1998年から2019年までなだらかな流れではありますが増えていましたが、2019年は新型コロナウイルスの影響により、減っています。

しかし決して海外の化粧品人気が落ちたわけではありません。

この記事では日本で化粧品を輸入するために必要なこと、また化粧品の輸入動向などを説明していきます。

化粧品基準

厚生省では化粧品の基準を以下のように設定しています。それぞれの配合量や禁止の成分などが定めているので、詳しくは厚生省のこちらのページをご確認ください。この基準を満たしていなければ、日本で販売をすることはできません。

「化粧品の原料は、それに含有される不純物等も含め、感染のおそれがある物を含む等その使用によって保健衛生上の危険を生じるおそれがある物であってはならない。」

「防腐剤、紫外線吸収剤及びタール色素以外の成分の配合の禁止」

「防腐剤、紫外線吸収剤及びタール色素の配合の制限」

「化粧品に配合されるグリセリンは、当該成分100g中ジエチレングリコール0.1g以下のものでなければならない。」

引用:厚生省

粧品輸入と販売に必要な許可

化粧品の輸入と販売には、以下のような許可が必要となります。それぞれを詳しく説明していきます。

化粧品製造販売業許可

化粧品を輸入してそれらを販売するには、まず化粧品製造販売業許可を取得する必要があります。化粧品製造販売業許可を得るためには、事業所がある都道府県の薬務主管課に申請する必要があります。

これは医薬品医療機器等法第12条に以下のように記されています。

「第十二条 医薬品(体外診断用医薬品を除く。以下この章において同じ。)、医薬部外品又は化粧品の種類に応じ、それぞれ同表の下欄に定める厚生労働大臣の許可を受けた者でなければ、それぞれ、業として、医薬品、医薬部外品又は化粧品の製造販売をしてはならない。」

引用:医薬品医療機器等法

化粧品製造業許可

また輸入した化粧品を、包装、保管、またラベル表示などを行うためには化粧品製造業許可が必要になります。これらの許可を得るためには、薬剤師など資格を持った責任技術者が必要になります。責任技術者は常任で在中する必要があります。

医薬品等外国製造業者の認定

次に外国で製造された化粧品を製造するためには、以下のように医薬品医療機器等法において医薬品等外国製造業者の認定を受ける必要があります。

「(医薬品等外国製造業者の認定)

第十三条の三 外国において本邦に輸出される医薬品、医薬部外品又は化粧品を製造しようとする者(以下「医薬品等外国製造業者」という。)は、厚生労働大臣の認定を受けることができる。

2 前項の認定は、厚生労働省令で定める区分に従い、製造所ごとに与える。」

引用:医薬品医療機器等法

厚生労働代人の承認

また厚生労働大臣が指定している成分が入っている化粧品を製造販売する場合は、以下のように厚生労働代人の承認を得なければいけません。

「(医薬品、医薬部外品及び化粧品の製造販売の承認)

第十四条 医薬品(厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬品を除く。)、医薬部外品(厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬部外品を除く。)又は厚生労働大臣の指定する成分を含有する化粧品の製造販売をしようとする者は、品目ごとにその製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けなければならない。」

引用:医薬品医療機器等法

関税

ほとんどの化粧品には関税がかかりません。しかし一部の化粧品には約2〜6%の関税がかかります。

統計値-日本の化粧品輸入額

それでは日本の化粧品輸入額をみてみましょう。以下のように1998年から大きな変化はないですが、安定して増えていっていることがわかります。2019年から2020年にかけて輸入が減っているのは新型ウイルスコロナの影響であり、化粧品輸入の需要が減ったわけではあありません。

引用:日本化粧品連合会

統計値-日本が化粧品を輸入している国

日本が化粧品を輸入しているのは、長年フランスが圧倒的であり、次にアメリカでした。多くの有名ブランドを排出している両国ですから納得できるのではないでしょうか。しかし近年その勢力図は変わりつつあります。まず2009年にタイが大きく売り上げを伸ばし、また韓国が2015年から大きく上昇しています。

韓国は2019年新型ウイルスの影響で軒並みどの国も下がっているのに対して、なんと売り上げをあげています。また中国やベトナムなども伸びを見せています。

このように2006年までは化粧品の輸入といえばフランスかアメリカだったのですが、多くのアジア諸国がここに入ってきています。2020年には1位フランス、2韓国、3位アメリカ、4位タイと勢力図が変わりつつあります。またフランスと韓国の差も100億円と迫っており、今後も現在の動きが続く可能性があります。

韓国の化粧品の特徴として、安めの設定のものが多く若者でも購入しやすい点があげられます。

引用:日本化粧品連合会

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