先日では、2019年のアメリカのECマーケットについて述べました。
それでは、本日は2020年のアメリカのマーケットについてご紹介したいと思います。

目次

2020年、アメリカEC市場規模

2020年度のアメリカのEC市場規模はStatista調べで4,319億1,800万ドルでした、

日本円に換算すると45兆7,055億9,600万円です。

この市場規模は世界ランキングで中国に次ぐ第2位と巨大市場を形成していますが、前年比21.1%減と前年と比べると大幅に減少しています。

ですがeMarketerが算出している数値では前年比35.4%増のため、この辺りの数値は信憑性に難があります。

出典:『Statista

EC化率について

EC化率とは、商品の取引のうちEC市場で取引される割合を示す指標を指します。

アメリカのEC化率は2020年時点で14.5%(電子商取引に関する市場調査(令和元年度)|経済産業省)となっています。

前年度より3.5%上昇しており、世界全体のEC化率をやや上回る数字となりました。

出典:『経済産業省/電子商取引に関する市場調査(令和元年度)

出典:『eMarketer,”US Retail Ecommerce Sales, by Product, February 2020

出典:『Live Commerce

アメリカのEC市場、新型コロナの影響はある?

2020年は新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が増え、EC市場を拡大させたと言われています。

中でもよく売れた商品が

  • 健康関連商品
  • 保存のきく食品
  • 食品、飲料全般
  • ストリーミング・サービス

です。

逆に

ラグジュアリー商品

ファッション、アパレル関連

の売上は減少しました。

2019年、アメリカにおける食品・飲料のEC化率はわずか2.7%でしたが、今後人々に食品もインターネットで手軽に買えるという意識が芽生えると急激に加速する可能性もあります。

出典: 『経済産業省/電子商取引に関する市場調査(令和元年度)

アメリカの小売EC市場売上ランキング

アメリカの小売EC市場規模は64兆6050億円に上ります。

この市場規模は小売市場全体の売上高の10%以上にもなります。

ここから、アメリカの小売EC市場に参入する企業を売上をランキングで紹介していきます。

1位 Amazon(アマゾン)

アメリカではAmazon(アマゾン)一強の市場が展開されており、2020年はアメリカでシェア38.7%を占めています。

しかし前年はシェア48%と半分近くを占めていたので大きくシェアを低下させた流れとなりました。

とはいえ、まだまだ2位のウォルマートWalmart(ウォルマート)とは大きく差をつけています。

出典:『emarketer

2位 Walmart(ウォルマート)

2位にはWalmart(ウォルマート)がランクインです。

食品系の商材に特化しています。

アメリカにおけるEC売上シェアは5.3%を占め、これからの成長に期待が寄せられます。

出典: 『emarketer

3位 eBay(イーベイ)

3位にはインターネットオークションサイトのeBay(イーベイ)がランクインしました。

アメリカのEC売上シェアの4.7%を占めており、Walmart(ウォルマート)と今のところ僅差です。

数年後にはランキング2位になっている可能性も大いにあります。

出典: 『emarketer

4位 アップル(Apple)

4位はEC売上シェアが3.7%、想定EC売上高が2兆3863億円のアップル(Apple)がランクインしました。

アップル(Apple)はiPhoneやiPodなどで日本でもおなじみの企業です。

出典: 『emarketer

Amazon(アマゾン)の一強からアメリカは逃れられるのか?

ECモールのAmazon(アマゾン)が台頭してきたことにより、小さい小売店や量販店などがどんどん潰れている現状がアメリカにあります。

そのための生き残り戦略としてメーカーがダイレクトに消費者に商品を売っていくDtoCなども進んできています。

今後はその流れを変えていけるのか、それともAmazon(アマゾン)の一強が続くのか、注目していきたいところです。