個人事業主として日本国内で中古商品の販売を展開していた中古商品販売店舗様が、ヤフオク、メルカリ、ラクマといったプラットフォームを通じて販売範囲を広げていました。しかし、価格競争が激化する中、事業の視野を国外に転じることを検討し始めました。

台湾とシンガポールの市場で高価格での販売が見込めると考えているものの、どちらの市場に進出するかで迷っている状況で、弊社に相談を持ちかけてきました。

目次

クライアント様の課題

海外進出するに当たり、下記の課題があると感じていました。

A) どのECマーケットプレイスが適切か:中古品を販売出来るのが、台湾ならば、台湾楽天市場、ヤフーショッピング、Shopeeが選択肢に上がります。シンガポールといった東南アジアならば、Shopee、Q10、Lazadaが選択肢に上がります
B) どの言語をターゲットにすべき化:台湾やシンガポールでは繁体中国語が主要言語となりますが、シンガポールでは英語も広く使われています。ただし、中古商品販売店舗様にはこれらの言語を扱えるスタッフがおらず、コミュニケーションが難航しそうです
C) 配送をどうすべきか:現在日本国内の事業で契約し、海外発送に対応している配送方法が、日本郵便のEMSではあるが、割引適用外となるため、高額な送料がネックとなりそう

ViewECからのご提案

中古商品販売店舗様とのヒアリング後、弊社からは下記の提案をさせて頂きました。

2ステップに分けての3つの海外ECマーケットプレイスの進出

ステップ1:台湾Shopeeでのトライアル

現在の状況を踏まえ、社内で外国語を話す人材が不足していることから、海外展開の際に言語障壁による問題が最小限に抑えられる市場として、台湾を強く推奨しました。この選択は、コミュニケーションの障壁を低減するだけでなく、ビジネス展開の初期段階で直面する可能性のある様々な挑戦を緩和することにもつながります。さらに、台湾市場への物流面でのアプローチにおいても、EMSを利用した際の送料がシンガポールと比較して顕著に低いという利点があります。このコスト効率の良さは、海外展開の初期コストを抑える上で大きな利点となり得ます。

台湾における電子商取引のマーケットプレイスの選択肢としては、特にShopeeが推奨されます。その理由は、Shopeeが日本国内にサポート窓口を持っていること、そしてプラットフォームのセットアップと運用が比較的容易であることにあります。これにより、日本語対応が可能なサポート体制を活用しつつ、海外進出の際の手続きの煩雑さを軽減することが可能です。また、Shopeeはアジア太平洋地域で広く利用されており、特に台湾市場において強固なユーザーベースを持っています。このため、台湾をターゲット市場とする際には、Shopeeを通じて効率的に市場へのアクセスを図り、製品の販売機会を最大化することが推奨されます。

ステップ2:台湾楽天市場へ展開+シンガポールShopeeの起動

台湾のShopeeプラットフォームで安定した売上を確立した後、ビジネスの拡大戦略として、台湾内でのさらなる市場拡大を目指します。具体的には、台湾楽天市場への展開を検討し、そこでのプレゼンスを確立することで、台湾市場内でのビジネスの多角化と売上の増加を図ります。台湾楽天市場は、その強力なブランド認知度と広範囲にわたる顧客基盤を活用することで、異なるセグメントの顧客にアプローチする絶好の機会を提供します。また、楽天市場は日本企業が運営するプラットフォームであるため、日本のビジネス文化に精通していることが追加の利点となり、スムーズな市場参入をサポートします。

同時に、台湾Shopeeでの成功を足掛かりにして、シンガポールShopeeへの進出も視野に入れます。シンガポールはアジア太平洋地域における主要な商業ハブであり、その多様な文化と高い購買力は、中古商品販売店舗様にとって新たな成長機会を提供すると思われます。また、英語圏でもあるシンガポールへの進出は、その他の英語圏への進出の布石としても期待出来ます。